単純なオタクのおはなし

純粋にただ推し事したい。まっさらな心でいたいオタク。

2.5次元を毛嫌いしていた私がヘタミュにハマった話。

私がヘタミュを知ったのは2019年11月。

ミュージカルはもちろんライブも終わってだいぶ時間が経っていた時です。

2.5次元ミュージカルというものを観るのも初めてでしたが、

気づけばヘタミュは私にとってかけがえのないもの、

愛というものを教えてくれた大切なものになっていました。

 

どうしても文章にしたくて、誰かに聞いてほしくて今パソコンに向かっています。

大事なことは忘れないように、紙に書いておけと言ったように。

支離滅裂な文章ですが、コーヒー片手に読んでみてください。

 

 

 元々は2.5次元を毛嫌いしていた

 

私が「ヘタリア」というものを知ったのは、

今から約4年前の2016年4月。

友達から布教されてハマったもので、ミュージカル化されていることも知っていた。

正直、うわあ…って感じだった。

何故か私は2.5次元ミュージカルというものを毛嫌いしてたんですよね。

内容よりカッコよさを優先してるとか、イケメンが出てきてキャーキャー

言われてるとか…どうせそんな感じでしょ、みたいな。

 ジャニーズみたいなノリが嫌いだった。

 

でも、なんでだろう、怖いもの見たさで見たヘタミュが、

すんなり受け入れることができた。

ビジュアルや声が似てるから?内容が面白いから??

それがヘタミュの不思議なところ。

 

キャストが最高 

演出家の吉谷さん、このキャストを選んでくれてありがとうございます!!

って言いたい。

私はきっと、いわゆる世界領。

みんなが一緒にいる空間が大好き。みんな本当に大好きなんです!!

そんな魅力的なキャストさんを順番に語っていきたい。 

 

ここからすごく長くなりますごめんなさい。

 

 

 

 イタリア役 長江崚行さん

ヘタミュを見て一番最初にびっくりするのが崚行くんの声!!!!

まんま浪川大輔さん!!!もともと地声が似てるっていうのもある?し、SWは特に浪川さんを意識してたんだろうなって印象。

しかもSW時点で17歳て…!17歳で座長!!でも、子役やってたのもあって慣れてる感じがするのがすごい。プロだよなあ。SWでは「パスター♪」な感じが多かったイタちゃんですが、NWでは枢軸国に対する気持ちがひしひしと伝わってきて、プロイセンの日記になぜこだわるとドイツに言われた際の「今いないからだろ!!」が印象的。

公演中にイタリアの誕生日のお祝いをされて、「兄ちゃんにも伝えなきゃ」って言ったらしいですね、すばらしいです。こういうときにサラッと兄弟設定出してくるの、原作ファンにとっても嬉しいですね!

歌とダンスがうまいのは言うまでもないです。ヘタライの「ここは…?」からの君と僕の物語の歌いだし最高だった!将来は音楽活動もしたいとのことで、これからも応援したい。

 

 

 

 ドイツ役 近江陽一郎さん&上田悠介さん

ヘタミュを初めて見た時、一番印象に残ったのが近江くんの演技だった。

クリスマスに粉チーズが降る中でのあの叫び…CDで聴くたび鳥肌が立つ。

細かいこと言うと、SWのまるかいて地球でドイツ→日本のターン、近江くんが

植田さんとアイコンタクトとってるのがすごく好きです、わかる人いるかなー!笑

いつもイタリアに振り回されて焦ってるドイツだけど、近江くんの人柄がちらっと分かる瞬間もあったりで、近江くん演じるドイツがすっごく好きでした。

だからねー、GW見た時に、あれっ?!?!ってビックリしちゃって…

なんで?近江くんは?!誰この人?!?!……ごめんなさい笑

近江くんと上田さん元々めっちゃ仲良しだったみたいで、そんな上田さんがドイツを演じるなんて運命的!でも仲良しだからこその重圧ってすっごいあったんだろう。

NWでは神聖ローマやら伝書鳩やら出番も多くて、プロイセンとの日記のシーンで上田さん大好きになりました。ヘタライで近江くんが歌ってたパートを上田さんが歌うのとかもうエモいし、あの挨拶での言葉、あの涙、すごく印象的だったよ。

仲間の間ではゴリラゴリラ言われてるけど、バクステなどで見る素の上田さんはどこか品を感じる。そこがすごく好きです。偶然私の友達が上田さんの大ファンだったことが発覚して上田トークで盛り上がったなあ!上田さん、いろんな思いがある中でドイツを演じきってくれてありがとう。インスタライブ、結構見てますよ…!

そして近江くん、新たな道でも頑張ってください!飛べ未来へ!

 

日本役 植田圭輔さん

日本さんは二次元から連れてきたんですかね?

背、声、佇まい、すべてが日本。日本がすべて。意味わからん。

植田さんは舞台ですごく活躍されている方みたいですね。バクステを見てると他の仕事と並行でレッスンやったりで忙しい中、ファイナルライブまで演じきってくれてよかったと思います。植田さん演じる日本は舌打ち多めな感じの日本かな、カンパニーで一番怖いって言われてるし!笑「ははっ」っていう乾いた笑いがめっちゃ好き!

経験が多いから、きっと植田さんは何でもこなせる人なんだなーって思ってしまうんだけど、植田さんはヘタライで自分のことを「不器用でネガティブ」って言ったんですよね。舞台経験積んでる植田さんがあんな風に自分をさらけ出してくれるのが嬉しい。

「僕らはヘタミュに関してはダメなんです」

これから植田さんはもっと沢山の作品に出るでしょう。ヘタミュは数ある作品のうちの1つになるけど、それでもヘタミュを大切に思ってくれてるのかなって、期待しても、勘違いしてもいいですか?本当にありがとう。植田さんは日本、日本は植田さんです。

 

 

イギリス役 廣瀬大介さん

この方にハマったらいけない、これは沼ったらもう後戻りできないタイプの方だ!

大介さんのファンじゃなくても、会場にいたら多分落ちてた。

この方は会場を盛り上げるのがすごく上手、カメラの使い方も上手。

原作よりもロックとヤンキーと海賊感強めで、たまに出てくるシャウトが最高な

イギリス!!固定ファンも沢山いるだろうし、ライブなんかで見せてたあのアイドルな感じを見てると「あーこの人ここに立つために生まれてきたんだろうな」って思ってたから、例のヘタライ大千秋楽の挨拶は衝撃的だった。植田さんは「舞台に立ちたくない人間は分かる」って言ってたけどうちらど素人は気づくはずもなく。でも大介さんの言葉聞いてちょっとでもヘタミュで人から「変わったね」って言われるほど自分の中で変化があったと。ヘタミュの何が彼をそうさせたんだろう。なんでヘタミュにはそういう力があるんだろう。そう思う時が多々あります。

廣瀬さんは別のフィールドで活動していきますが、いつかまた舞台に出てほしいなーと思います。

あとこっそり廣瀬さんのYouTube見てます。

 

 

アメリカ役 磯貝龍乎さん

尺取じじいであり肩幅お化けであるかなりヤバい人。

ヘタライの挨拶でイタちゃんから「決してほめられた大人じゃない」とまで言われる始末。

でも、磯貝さん。あなたがいたからヘタミュは何倍も面白くなりました。

面白かった所をあげるときりがありませんが、その高すぎるテンションにほっとさせられることもあるのがすごい。これぞ磯貝龍乎。

でもアドリブにかき消されて、ダンスの上手さに気づくのに時間かかりました笑

ヘタミュでは徹底的にそのキャラを再現する組と、自分のキャラを織り交ぜてオリジナルのキャラを生み出す組がいると思うけど、磯貝さんは間違いなく後者です。

原作は若さが全面に出てるけど磯貝さんはおっさんだもんね!笑

時々「ただの磯貝」みたいになってたりするし。でも、その身体の大きさや舞台慣れ?

のおかげで「超大国感」がめちゃくちゃ出てるんですよ。

連合軍総攻撃なんかもはやラスボス。勝てないわこれってなる。ほんとにすごい。

そして一番アメリカを感じたのがヘタライ大千秋楽での挨拶ってのが磯貝さんのズルいところ!!自分の感情をむき出しにする人、キャラを崩さないようにする人色々でしたが、

「また会いましょう、See you again,Bye!!」

あそこでドン!としめた磯貝さんはすごい。アメリカがああ言ってるんだからきっとまた会えるって思ってしまう、思わせてしまう。なんであそこが1番かっこいいんだよ、ズルいよ!!ちなみに兄にヘタミュを見せたのですが、アメリカが1番かっこいいって言ってた!あの軍服にラフな感じの上着着てるのがツボらしい。

 

フランス役 寿里さん

二次元から連れてきたんですかね?その②

まるかいて地球はお腹から声出してる小野坂さんそのもの。

調べてみると寿里さんはパリコレに出演された事があるそう!ぴったりやん!

 寿里さんも磯貝さんと同じ尺取じじいなわけですが、バクステなどではちゃんと最年長ぶりを発揮。杉江くんが「厳しいことも言ってくれた」って言っていた通り、ふざけるところはふざけつつちゃんと締める…みたいな使い分けが上手なんだろうなーと思います。

でも私が一番好きなのは、普段は尻揉み星人のくせに意外と涙もろいところです。

ヘタライの最後のメッセージではグッとなりつつもしっかりしゃべってたのに、お客さんからのサプライズで泣いてるんだもん。そういう場面で泣いてくれるのってお客さんも嬉しいよね。あとは原子での最後のソロ!バクステで、「みんなからの想いが重すぎて歌えない」って言ってたのもあって、あそこはグッときた…

高音パートで歌を支えてくれてありがとう寿里さん。

あと、寿里さんの私服と髪型がめちゃくちゃ好みです。

 

ロシア役 山沖 勇輝さん

ロシアはギャグが寒いなんて誰が想像できました??(笑)

磯貝さんのアメリカ同様、原作とは結構違ってるロシアちゃんです。

毎度のようにギャグすべるのにそれでもやり続けることにプロ意識を感じます。

そして毎回やらせる周りはもっとやばい。

だから磯貝さん同様、ギャグのせいでダンスの上手さに気づけなかったよ!

バレエやってたのかな?ピルエットがすごく綺麗で、でも迫力あるダンスもできて、ダンスをしてる時の表情がめっちゃくちゃかっこいい!!

しかもおっきーさん、ディズニーランドでダンサーやってたの!?すごくない!?そりゃダンス上手いわって思いました。でも、ダンスの上手さに紛れて気づいてなかったことがもうひとつ。それは、

おっきーさんがめっちゃくちゃ良い人だということ。(笑)

いやそれかい!って感じですけど、植田さんの「誰よりも丁寧な敬語を使う」とか、サプライズバースデーの雰囲気とか、ふとした時の見守るような眼とか、なんだろう…みんながすごくおっきーさんを慕っているっていうのが分かります。パパなんよねおっきーさん。ぜーーったい良いパパだろうな…あんなパパほしい…。

ギャグもすべるけど、そのギャグのおかげで空気が明るくなるのは確か。

ロシアがああいうキャラじゃなければ、ヘタミュの空気はもっと違っていたと思います。悪い意味で。

おっきーさんが演じてくれたおかげで、ヘタリアのロシアちゃんが好きになりました。

 

 

中国役 杉江大志さん

ヘタミュのビジュアルを見た時、一番印象的だったのが大志くん演じる中国でした。

あの髪型がすごく似合ってる!一重で大きな目も、ヘタライのオープニングでとても目立っていた。

原作やアニメよりも日本思いのお兄ちゃんな中国で、極東兄弟が歌ってる曲全部が好き。

やっぱり印象的なのはヘタライ「星に願いを」でのあの涙。

あの時は、日本と中国の立場が逆転してたのがなんかグッときたし、大志くんの流れる涙が正に星みたいだった…あの幕張の演出も良かったなあ。

バクステなんかでは結構鋭いツッコミ入れたりふざけたり?してるのに、ポロポロ泣いちゃう大志くんズルいよなあ…!!

でも、みんなが泣いたヘタライ大千秋楽のメッセージで、なんとか涙をこらえた大志くん、かっこよかったです。私は大志くんの言葉が1番心に響いて、泣きました。

「それぞれの道なき道を頑張って進んでいれば、いつかきっと道が繋がる時がくる」

ヘタミュのキャストさんは、皆が皆同じ道を進んでるわけじゃない。しばらくは会えないかもしれないけど、いつかまた会える。そして私たちファンも。

 

 

 

スペイン役 山田ジェームス武さん

吉谷さんは、よくこの方を見つけてきたなーと思います。

お父さんが日本×スペインのハーフで、お母さんがフィリピン×中国のハーフなんて…!

でも、第一印象というかパッと見た感じ、なんか怖そうって思ったのが本音(笑)

めちゃくちゃイケメンでハッキリした顔立ちで、これでスペイン?どうなる?

って思ったけど、あの笑顔、純粋さ、とってもスペインでした。

植田さんが「山田ジェームス事件」って言ってたあの涙とか(笑)、とってもとってもピュアな方なんだろうな。

高本学くんもそうだけど、ジェームスさんが出演したのはGWだけ。しかもGWは味音痴コンビがメインだったので出ずっぱりって感じでもなかったはず。それでもヘタミュへの気持ちがすごく強くて、スケジュールの関係でヘタライに出られないってなった時は涙が出るほど悔しくて、でも物理的な距離をすっ飛ばして幕張まで会いにきて、ついに大阪公演が追加されて……

これはジェームスさんのヘタミュ愛が起こした奇跡だと思う。

ジェームスさんがそういう性格なのか、ヘタミュだからなのか分からないけど、ここまで人を揺さぶる作品なんだなあと実感しました。

ちなみに私は大阪出身。大阪の人は中途半端な関西弁が嫌いっていうけど、ジェームスさんの関西弁、すごく好きです。

 

 

 

プロイセン役 高本学さん

そのビジュアルで一発で堕ちた人絶対いるはず。

上田さんがインタビューで、「あの外見じゃなかったら絶対人生ハードモードやろ」

って言ってたけど、まあそれくらいお顔が綺麗…。

ヘタリアが初ミュージカルってこともあって、すごーく苦しくて努力した

期間だったと思う。しかも第3弾で加わってるので、もう出来上がっている

ヘタミュカンパニーの中に飛び込むなんて…しかも経験豊富な役者さんばかりって…

相当なプレッシャーだったろうなあ…想像するだけでおなか痛い…

 

ヘタライでの

「ずっと一緒にいたいけど、終わっちゃうから…」

 っていう言葉は、全キャストの言いたいことを代弁してくれた気がする。ヘタミュがなぜ終わったかって本当の理由は分からなくて、きっと大人の事情なのかなーって思う。みんなポジティブなこと言ってくれたけど、学くんのあの言葉はみんなの本音だよね…。

うん、お客さんもスタッフさんも、ずっと一緒にいたかったよきっと…

後日、学くんが出てる別の作品を見たら、めちゃくちゃ成長してた(笑)

磯貝さん目指してるんかなってくらいアドリブかましてて、感動しつつ、あの純朴なプロイセンが懐かしく感じたり…(笑)

そうそう、ヘタミュを見てから、あの笑顔と高すぎるテンションに切なさを感じるようになりました(笑)プロイセン、好きになったよ。

 

 

オーストリア役 ROU(菊池卓也)さん

私はヘタミュでROUさんのファンになりました!!

初見では歌の上手さに気づけなくて、Twitterオーストリア歌上手すぎるっていう感想を見つけて見直したらビックリ。上手すぎて浮いてた(笑)

ROUさんがいたからミュージカルとしての質を保っていたと思うし、密かに重要なハモリパートこなしてたりするのでCD聞くのがすごく楽しい。

あまりにも歌唱力があるのでそこばっか目に行きがちだけど、ROUさんは手の先までオーストリアを再現してる。とにかく手の動かし方がすごく綺麗で、一斗缶を頭部を殴ることさえも、「貴族ならやりそう」と言わせる凄さ。アドリブが苦手なところもオーストリアっぽい。ぶっちゃけ、最初から最後までキャラを保ち続けたのはROUさんだろう。私はヘタリアのキャラの中で特別好きなのはいなかったけど、ヘタミュのせいで、ROUさんのせいで「貴族領・墺領」になった。見事に落ちた。最高。

 

ヘタライの挨拶でさえこらえてたROUさんだけど、学くんの言葉でこらえきれなかったところをカメラで抜かれてたり、「百年旅」”このレースに~”で中央に集まってみんなで肩を組む時、ROUさんが思わずグッときてるところを見つけてしまいました…。これ多分気づいてる人少ないと思う。普段感情をあまり表に出さないROUさんのそういう場面は、思わずこちらもグッときてしまう…。きっとヘタミュのこと好きでいてくれたんだなって思えるし。

ヘタミュでROUさんにハマってから1回ライブに行きました。

皆さん、超おすすめです!!3000円程で近くでROUさんの歌声聞けて、物販で握手してお話できたんだよ…!!

普段のROUさんはフランクなお兄ちゃんって感じで気さくな方だったー。

ヘタミュでROUさん好きになりましたって伝えたら、

オーストリアさんがこんな風にやってるの、(オーストリアと真逆な音楽)やばくない?」って言ってた(笑)

初めてでも友達と接するみたいに話してくれてもうROUさん大好きになったよ…!

コロナが落ち着いたらまたライブ行きたいな。

 

 

まとめ

すみません長くなりました。

あんなに2.5次元を毛嫌いしてちょっとバカにしてた私が、こんなにハマるなんて思わなかった。2021年春にはアニメ放送があってヘタリア再始動!ってわけだけど、ヘタミュはどうなるかなー。…いや、ヘタミュ再始動はないだろう。ない。

それもみんな分かってることだ。でも、「また会おう」って言ってくれた。

みんな、前を向いてる気がした。それでいいと思う。またいつか会える日を楽しみにして、それぞれの道で頑張ろう。

うん、それがいいんだ。

めちゃくちゃクサイ台詞だけど、DVDを入れたら、CDを聴いたらいつもみんながそこにいる。いつもにように、おもちゃ箱をひっくり返したようにいる。

大丈夫だ。そばにいる。本当にそう思う。

そして、今でもそれぞれの国は存在してるんだから。

 

 

ありがとう、この作品を生み出してくれて。

命を吹き込んでくれて。

 

私も頑張ります。自分の足で歩いていきます。

 

ヘタミュ、大好きです。

I LOVE YOU FOREVER.